ローカリゼーションリーダー

ローカリゼーションリーダー: Cecilia Maldonado 氏のご紹介

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ローカリゼーションリーダー: Cecilia Maldonado 氏のご紹介

BLEND のローカリゼーションリーダーシリーズでは、毎月仕事を通じてローカリゼーションの進歩をリードしている業界のリーダーとのインタビューをご紹介しています。シリーズの第 1 回目は、Latamways 社の戦略的アカウント部門ディレクターであり、最近 Women in Localization の会長に就任した Cecilia Maldonado 氏にお話を伺いました。

言語業界での経歴とこの業界で働くようになったきっかけを教えていただきますか?

私は常に翻訳業界に経営者として携わってきました。1999 年に (アルゼンチンの) コロンビア国立大学を卒業後すぐに自分の会社を立ち上げました。大学では 5 年通い、認定英語翻訳者として卒業しました。当時アルゼンチンでは翻訳者としての未来があまり明るくなかったため、両親と一緒に国外の求人を探し始めました。その結果国外では職の機会とテクノロジーの面で状況が全く異なることを知り、アルゼンチンでの職の機会が開けるのを待つのではなく、国外のクライアントに翻訳サービスを提供し始めました。それがこの業界で働き始めたきっかけです。

自分の会社をを立ち上げたとのことですが、起業の経緯と、設立以降のご自身の役割について教えてください。

実は 3 つの会社を立ち上げました。1 つ目は IMW Translation & Training という会社で、後に IMTT に社名を変更しました。国外に出張し仕事のチャンスを探り出したのはこの時期でした。それから約 10 年後、IMTT のパートナーが独立することを決意したため、IMTT で大きな役割を握っていた 2 人の従業員からの大きな支援を受け、SpeakLatam を設立しました。そのうちの 1 人は現在も Latamways でのパートナーです。

アルゼンチンの翻訳業界は全くまとまりがなく、競争力をつけて市場シェアを勝ち取れるよう、他の小さな会社との合併を考え始めました。このアイデアを同業者に伝え始めたところ、そのうちの 1 人、Two Ways Translations 社の Agustina 氏が耳を傾けてくれました。会話、準備、交渉、コンサルティングを重ね、合併が完了し、Latamways が設立されるまでには丸々 1 年かかりました。

Women in Localization に参加したきっかけは何でしたか?

昔からさまざまな業界組織と関わりを持っていて、地元の業界の発展にも積極的に貢献していました。コロンビア初の翻訳・通訳カンファレンスの開催に携わり、Translated in Argentina も共同で設立しました。ベンダー管理と Think Latin America イベントはブラジル、メキシコ、ダブリン、米国で開催され、もう少しでエジプトでも開催されるところでした (現地での事情で中止せざるを得なくなりました)。Translated in Argentina やALC Annual Conference and Unconference をはじめとする複数のカンファレンスで議長も務めました。

Women in Localization でのボランティア活動を開始したきっかけに関しては、数年前、この業界の長年の友人から彼女が参加していた WL の共同設立者の 1 人がリードしていたプログラムに参加するよう招待され、その体験が素晴らしかったことでした。支部のプログラムでのボランティアからアメリカ大陸地域のジオマネージャー、プログラムディレクターを経て、役員にまでなり、副会長を務めた後で会長になりました。

その間、翻訳業界のリーダーシップにおける女性の役割はどのように変化しましたか?

翻訳業界では基本的に女性がリードしていますが、管理職を目指し一生懸命働く女性が以前よりも多くなっているように見受けられます。Women in Localization の活動は、そのような女性の準備を手伝うことです。その方法の 1 つが、組織内に女性がリーダーシップスキルを発揮させスキルを磨ける役職を作ることです。女性がメンターシップを受け、業界の重要なリーダーたちのつながりを築き、そこから学び、さらにはそのようなつながりから職を得られるような機会を作れるよう取り組んでいます。

Women in Localization 会長 Cecilia Maldonado 氏

いつかこれらの取り組みがインパクトをもたらす時が来るでしょう。世界中のさまざまな業界の役員会や経営陣で活躍する女性が増える日が来るでしょう。残念ながら、ビジネスの世界はいまだに男性中心ですので、それを変えるためにも活動を続けなければなりません。女性が管理職に就く機会が少ないだけでなく、これらの役職に就けるよう競争力を高めることも必要です。

アルゼンチンの翻訳業界はなぜ女性がリードしているのだと思いますか?

私が翻訳を学ぼうと決めた時、父に「他には何を学ぶのか」と聞かれました。アルゼンチンでは翻訳の資格の取得に 5 年かかり、長く困難な道のりです。しかし父の発言から、翻訳、さらには言語学習全般の先にあるのは不安定な未来だと考えられていたことがわかります。アルゼンチンはダイバーシティに豊んだ国ではありませんので、翻訳のようなサービスのニーズが少ないのです。しかし、英語教師は「母親」でもパートでできるため、昔から女性に向いた職とされてきました。

私が卒業した時は、翻訳で生計を立てることは前代未聞でした。大学の初日に教授が歓迎のスピーチで、「翻訳でお金を稼ごうとしているのなら、やめておきなさい。他の勉強をしたほうが賢明です」と言っていたのを、今でも覚えています。でも他のどの科目もそうですが、重要なのはどれだけ懸命に取り組み、物事を変えることにどれだけ情熱的に取り組めるかです。20 年経った今、スペイン語翻訳が普及しその重要性も増しました。また、Nimdzi 社のレポート「The Argentinian LSP landscape」によると、「アルゼンチンはアウトソーシングの盛んな市場で、人材の雇用数が最も多い国」となり、この業界で重要な役割を果たすまでになりました。

Latamways 社設立者 Cecilia Maldonado 氏 BLEND

ローカリゼーション業界で管理職に向けキャリアアップを目指している人々に向けて、どのようなアドバイスがありますか?

有意義な関係を作り、注目を集め、業界に積極的に参加することです。ぬるま湯に漬かったような状況から抜け出し、いつもの仲間の輪の中に留まるだけでなく、他の世界も経験しましょう。そうすることで新しい発見ができ、経験が広がります!

私自身の経験から言えば、リスクを負うのも悪くありません。現状を変えることを恐れず、大胆に行動に移しましょう。あらゆる経験から学び、常に準備をしっかり整えて向かいましょう。信頼できる人を見つけ、アドバイスや紹介、提案を求めるのです。

Women in Localization 会長、BLEND とのインタビュー

女性史月間と国際女性デーを記念して、Woman in Localization について他にコメントはありますか?関心がある人はどのように参加できるのですか?

Women in Localization はメンバーシッププログラム、トレーニング、ネットワーク作り、限定コンテンツなど、ボランティアでもメンバーでも数々の特典を利用できる素晴らしい団体です。

積極的に参加したい方がいれば、いつでもボランティアを募集しています。20 か国に 28 の支部がある非常に国際色豊かな団体で、9 つのプログラム、5,000 人以上のメンバー、1 万 7 千以上の LinkedIn コネクションで、年間 100 を超えるイベントを開催しています。

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